神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

神戸 ディライト訪問医療マッサージの日記です。

地震のニュースに思う。

台風が過ぎ去ったかと思うと、

今度は北海道で大きな地震が発生してしまいました。

立て続けの災害に、言葉もありません。

このたび被害に遭われた方々には、こころよりお見舞い申し上げます。

 

電気を使えないということが、

ここまで生活に影響するとは思っていませんでした。

それだけ電力に頼って成り立っているのが、

現代社会だということなのですね。

便利だということは、

それを失ったときの影響も大きいということを

痛感しました。

 

世界的に情報化社会が押し進められ、

インターネットを介してあらゆる物や情報、お金までもが

やりとりされるようになりました。

今後もこの流れはますます加速していこうとしています。

コンピュータによるスピード化のおかげで効率化がすすみ、

思ったことが実現するまでの速度が格段に速くなりました。

 

反面、それによる弊害も

あらゆる方面で起きているのも事実です。

人間性がないがしろにされたり、

そこからこぼれ落ちてしまう人たちのことが指摘されています。

効率化による精神的ゆとりが失われることも危惧されています。

 

かといって、この流れを否定したり元に戻そうとすることは、

もはや不可能だし、非現実的でしょう。

今の社会の在りようは、少なくとも

一定数の人間が望んだからこそたどり着いたかたちのはずです。

そこには、解決してきた過去によって築かれた

「今」があると思うのです。

 

物事には必ず両面があるものです。

メリットもあればデメリットもかならず出てくるもの。

両方のバランスをとりながら、

うまく活用して進んでいくことができたらいいのではと、

漠然とですが思います。

 

ただ、いざというとき、

たとえばこのたびのような災害時などに、

「便利だけど、なくてもなんとかなる」

という状態は確保しておきたいなあ、と思いました。

便利にどっぷり浸かってしまって、

非常時に為す術がない、という状況だけは避けたいです。

 

そこはやっぱり、

直接的な人間のつながりに勝るものはないと、

あらためて強く思うのです。

息づかいとぬくもりが感じられる距離感に、

いいことも災難もわかちあえる人がいるということ。

こんなときにこそ

大切なものが何かっていうことを、

ぼんやり考えながらテレビを見ていたのでした。