神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

神戸 ディライト訪問医療マッサージの日記です。

見知らぬ相手にすべてを見抜かれたと思わせる方法

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

今日は手短に、

最近読んでおもしろかった本をご紹介します。

こちらがその本 ↓

 

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

 

オカルトや怪奇現象ともいわれる超常現象を、

科学的、心理学的な視点から解明、説明しようという

試みで書かれた本です。

出版されてから6年以上経っていて少々古い本ですが、

内容は刺激的です。

こういう本、けっこう好きです(*^_^*)

 

私はどちらかというと

占いや予言、超能力の類いは

信じないほうで(というより、興味がない、、、)

まったく否定はしませんが、

治療関係やセラピストと言われる方々に

やたらこちら寄りの方がいらっしゃるので、

そのへんは気になってはいるのですが、、、

 

今まで実際に体験、見てきた範囲では正直、

 

「う~ん、それは違うだろう、、、」

 

というものばかりで、

 

「これは本物だ!すごい!」

 

というものにはお目にかかったことがありません。

 

なので、つい上記のような本を見つけると、

出来事の裏側を確認してみたくて

読んでしまいます。

 

さて、本の内容からおもしろかった点を

いくつかピックアップしてみますね。

 

ヒトの脳は「自分が見たいもの」しか認識できず、「意味のないもの」にも意味を見出してしまう。その錯覚を利用すれば、誰でも「百発百中の占い師」になれるのだ。

 

「見知らぬ相手に、すべてを見抜かれたと思わせる方法」

として、以下のテクニックが紹介されていたところ。

  1. 相手の気持ちをくすぐる
    ➱ 相手が聞きたいと思っていることから話す。
  2. どちらともとれる言葉を使う
    ➱ 人はある一つの性格面とその正反対の面を
    誰かに指摘されると、自分が納得できる言葉にだけ注目する。
  3. 表現はあいまいに
    ➱ 「自分は頭に浮かんだことがらやイメージの解釈に苦労することもあるので、その意味を解く手助けをしてほしい」とあらかじめ言う。
  4. 探りを入れる
    ➱ まずは話題の幅を広くとり、相手の反応を見ながら話を絞り込んでいく。
  5. 誰にでもあてはまりそうなことを口にする
    ➱ まずは、大勢の人にあてはまるようなことを告げる。
  6. “抜け道”を用意しておく
    ➱ 話を過去や未来のことにする。または話を抽象化する。

まあ、これなんかは以前から言われていたことなので

ご存知の方も多いかと思われますが、

それでも人は自分が見たいものを

勝手に自分で作り上げてしまうという、

人間心理を巧みについた

テクニックに感心すると同時に、

「この方法をうまくプラスの方向へ施術に応用できないか」

なんてことを思ったりしたのでした(*^_^*)

身体の声をキャッチできる人とは。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

前回は、

「身体の声を聴く」

ことがどういうことなのか、

少し具体的にご説明しました。

 

「身体からの【感覚】をしっかり受け取って認識する」

 

ということでしたね。

 

その身体の声を、

うまくキャッチできる人とそうでない人がいる、

ということを最後に述べました。

今日はそのことについて、

食生活を例にして考えてみようと思います。

その前に、

参考までに以前に書いた記事です ↓

(脳のはたらきの面から身体の声を解説しています)

思考が暴走を始めたとき - 神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

 

身体が生命を維持するために

栄養素、エネルギーを必要とする状態になったとき、

「お腹が空く」「何か食べたい」

というように、身体の内側から欲求が生まれます。

食欲と言われるものがそうですが、

本来はこの自然な欲求に従って、

食べたいと感じた物を食べていれば

健康は維持できるように生命のしくみが備わっています。

野生動物などは、このようにして生きています。

 

また、身体に合わないものを摂取すると、

すぐに、あるいは時間をおいて、

身体の様々な部位にアレルギー反応などの

症状が出てくることもあります。

これは、身体に必要なものか、そうでないものかを

見極める重要な身体の機能だと思います。

 

ひるがえって現代人の食はというと、

あらゆる食材が手に入り、

いつでも十分食べられるようになっただけでなく、

よりおいしく、味覚、嗅覚、視覚を刺激する

調理がなされるようになったおかげで、

「何を食べるか?」

の選択肢がとても多くなりました。

 

そのため、

かつて身体を維持することが目的だった食事が、

今や楽しみのひとつとなり、

「食べることそのもの」

が目的となるようになってきました。

そうすると、

「身体が求める食」ではなく、

過去の味覚の記憶にもとづいた

「アタマで選んだ食」

が優先されてしまうようになってきます。

 

ここが、身体の声をうまくキャッチできる人と

そうでない人の分かれ目になるのです。

前者の人は、身体の欲求優先によって

適切な食材を適切な量摂ることが出来るのに対し、

後者はアタマの欲求優先によって

間違った方向へ進んでしまう可能性を含んでいるのです。

 

また、不自然な食事、身体が望まない食生活を

しばらく続けていると、

感覚をつかさどる神経がそれに慣れてしまい、

始めは発していた警告

(「身体に合わないよー!」という声)を

次第に出さなくなる、あるいは認識できなくなります。

身体の声をキャッチできなくなるのです。

 

たしかに、現代における食事には

人と人とのコミュニケーション手段だったり、

さまざまな役割が含まれているので、

身体の欲求だけに従ってということは

現実的ではないかもしれません。

そこで、身体とアタマとで

うまくバランスをとって、

大きくくずれることのないように

70点主義をこころがけてみてはいかがでしょう?

(先日の記事 ↓

70点主義のススメ。 - 神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

)

具体的には、

  • 身体が満たされてきたと感じたら、
    たとえおかずが残っていても無理に食べない
  • 今日は何を食べようか、と考えるときに、
    その食材なり料理を頭の中でイメージして
    身体が元気になるように感じるものを選ぶ

などなど、

身体の欲求を聴く方法はいろいろ考えられると思います。

くれぐれもアタマで生まれる欲求に

支配されないようにいたしましょう。

 

聴こえていますか、あの声を。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

台風が過ぎ去ったあと少し涼しくなったので

このまま順調に秋めいていくのかと思ったら、

昨日、今日と日中は蒸し暑かったですね。

東京方面ではゲリラ豪雨がまたあったりと、

まだまだ落ち着かない空模様です。

 

さて、前回の続きです。

身体にいいもの、

健康になれる食事は何か。

実はそんなものはないのだということを書きました。

けれども、

何を食べればいいのか、

に対する判断基準、

みちしるべになるものはあるということです。

 

結論から申しますと、

それは

 

「身体の声を聴く」

 

という一言に尽きます。

言葉にすると極めてシンプルで

わかりきったようなことに思えますが、

実際どういうことなのか、

少しくわしくみていきます。

(以前に書いた記事もご参考までに。 ↓ )

「からだの声」の正体とは! - 神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

 

身体の声、とは要するに

 

【感覚】

 

のことです。

 

痛覚、温冷覚、圧覚などの触覚、

それに味覚、嗅覚、聴覚、嗅覚などの、

【感覚】です。

 

その感覚を、しっかり受け取って認識できているか、

ということがつまり

 

「身体の声を聴く」

 

ということなのです。

 

逆に、感覚を受け取っていても

それを【認識】していなければ、

 

「身体の声を聴いていない」

 

ということになるのです。

 

食べることで言うと、

空腹が満たされてもう肉体的には

必要としていないのに、

まだ食べ続ける、なんてことは

 

「身体の声を聴いていない」

 

ということの典型例ですね。

声を無視している状態です。

 

細かく食事の内容についてみていくと、

特定の食材、たとえば

肉、魚、野菜などなど、

それぞれを食べたときに

身体がどう感じるか。

おいしいと感じるか。

素直に身体が受けつけるか。

 

あるいは、食べたあとに

身体の調子がいいか。

それともなんとなくだるかったり、

眠くなったりしないか。

かゆみや鼻水などの

アレルギー症状が出ないか。

 

挙げだすといくらでもあるのですが、

このような身体の反応はすべて、

 

「身体の声」

 

といえるでしょう。

 

食材についてと書きましたが、

同じことが食材の組み合わせや

調理の仕方、

使う調味料の内容などにも

当てはまります。

 

これらすべて、

頭で考えた理屈や知識ではなく、

身体から発せられた情報です。

なので、

一人ひとり別々の身体を持っている私たちは、

そこから受け取る情報もみな異なっているのです。

これが、

 

「食生活に関して万人に当てはまる基準がない」

 

ということの理由です。

おのおの、自分自身の身体で感じ取るしかないのです。

 

ところで、この身体の声は

それをキャッチするのが上手な人と、

そうでない人がいるのも事実です。

そこらへんの事情については、

次回に書いてみようと思います。

何を食べたらいいのですか?

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

さて、先日から

食生活のことでいろいろ書いてみましたが、

ここで、よく聞かれる質問、

「何を食べたら身体にいいのですか?」

にお答えしておこうと思います。

 

結論から言いますと、

「何を食べたら身体にいいのかは

わからない」

です。

はい、以上です。終わり。

 

あまりにも素っ気ない返答で怒られてしまうかもしれません。

でも、本当にそうなのです。

これを食べていれば大丈夫!

というものはないのです。

 

身体に必要な栄養素は、

ある程度はっきりしています。

主なものをあげると、

(必須栄養素としては意見が分かれる

こともありますが、一般論として)

炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質、

ビタミン、ミネラルなどなど、、、

f:id:de-light:20180917234950j:plain

 

それぞれさらに細かい分類がありますが、

ここでは割愛しておきます。

これらの栄養素を生命維持のため、

活動のために摂取するわけですが、

その量、種類、組み合わせについては、

「これだけ食べてください」

というような基準はないのです。

 

考えてみれば当然かもしれません。

人の身体はみなそれぞれかたちや

機能、活動量がちがって、

個体差がかなり大きいものです。

 

常に身体を動かしている人と、じっとしている人では

使うエネルギーの量が異なりますし、

大人と子供、身長の高い低い、体重の重い軽いなどでも

異なってきます。

もっと言うと、

糖質を消化することが得意な体質、

タンパク質の消化が得意な体質

などということもあるそうなので、

そうすると同じもの、量を食べても

身体に現れる現象はみな違っていると

いうことになりそうです。

 

そういうわけで、

一定の基準を決めることには無理があるのです。

そこにはどうしても過不足が生じてしまいます。

 

では、食べることに関して、考慮する余地はないのか?

というと、

 

そうとも言えません。

みちしるべになるものはあります。

それも、正しく扱うとかなり頼りになるものが。

それについて、次回に書いてみようと思います。

70点主義のススメ。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

数日前のブログで、

食生活に関して

 

「食べ過ぎに注意しましょう」

 

ということを書きました。

 

 何を食べるか、どう食べるか、

ということも大切だけれども、

そもそも

「身体が必要としている以上に食べること」

が、もっとも影響が大きいですよ、

ということでした。

 

人の心情として、

 

「身体にとっていいもの」

 

を摂ることには比較的意識が向きやすいのですが、

 

「身体にとってよろしくないこと」

 

をやめる、ストップする、ということからは、

どこかで目を背けたい、

避けて通りたい、

という意識がはたらきやすいようです。

 

そこには

深層心理的にいろいろ理由があるのでしょうが、

かといって、

身体のことを考えると

そのまま(食べ過ぎ)でいいことはありません。

 

ではこころの深いところを探って、

その問題を根本から変えていく、

無意識レベルに働きかける、

というアプローチも、

それはそれでいいかもしれません。

 

ですが、もっと簡単に、

あまり難しく考えずに、

 

「70点主義で実践していく」

 

ことをおススメします。

 

たとえば、

食べ過ぎを改善していこうと、

食事量を減らして腹八分目にしておく、

と決めたとします。

 

でも、

付き合いの外食で

ついつい食べ過ぎてしまった、

とか、

ストレス解消にやけ食いしてしまった、

とか、

 

どうしても決めたとおりにいかないことも

よくよくあることでしょう。

 

そのような時に、

 

「ああ、また食べ過ぎてしまった、

やっぱり自分にはこのやり方は無理だったんだ、、、」

 

とあきらめてしまうのではなく、

 

「ああ、つい食べ過ぎてしまった、しんどいなあ。

やっぱり身体は正直だ、もうこんなこと(食べ過ぎ)は

しばらくやめておこう」

 

という感じに、

 

身体で感じたことを次の一回に生かしていく、

そんな力まない姿勢で続けていけば

いいんじゃないでしょうか。

 

意思の力で自分をきっちりコントロールできる人は、

いったん決めたことを厳格に守る、

そんな姿勢でいいかもしれませんが、

 

私を含め、多くの方々は

そこまで自分を律して

きっちりと管理することに

限界を感じるのではないかと思うのです。

 

そこで、

 

けっして自分を責めない、

70点とれればOK!

というスタンスでやっていけば、

そこそこいい状態を

維持できるんじゃないでしょうか。

 

我慢もときには必要かもしれませんが、

長く続けていくためにも

まずはストレスを感じないこと!

を優先して、

ゆるく始めてみるといいでしょう。

 

その際は、身体の感覚をしっかりと丁寧に

感じ取ること、

身体で快と不快を感じ取ることを

意識してみましょう。

 

くれぐれも自分を責めないように!