神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

神戸 ディライト訪問医療マッサージの日記です。

思考が暴走を始めたとき

こんにちは!

訪問医療マッサージ ディライト 院長の徳地です。

 

前回は

大脳新皮質(以下、大脳と略します)

と、

「大脳辺縁系」(同じく、辺縁系と略します)

と、

「脳幹」

の関係について書きました。

 

聞きなれない言葉で、アタマが

ごちゃごちゃになってしまったかもしれませんね。

ここでざっくりと簡単にまとめてしまいますね。

その前に、もう一度アタマの断面図を

見ていただきましょう。

 

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身体の基本的なはたらき、

呼吸や心臓の拍動、血圧の調節などは

脳幹が担当しています。

身体の運動に関係なくおこなわれる生命維持の活動です。

 

それに対して、

その上に位置する辺縁系

 

「のどが渇いたから水を飲む」

「暑いから日陰に入る」

 

というように、感情に働きかけて

実際に行動を起こさせることで

生命維持をはかっています。

身体の運動をともなう活動です。

 

一番上に位置する大脳は、

自分の身体に起こっていることや

外の世界に起こっている出来事を

客観的に認識することができます。

そうしてそこから思考したり想像したりして

実際に今まで存在しなかったものを

創造したりすることができます。

これは高等な動物に備わった能力と言われています。

これだけなら素晴らしいことで

何も問題はないのですが、

実はここにも唯一弱点があるのです。

それは、

 

大脳の思考が暴走を始める。

ときです。

 

どうしようもない状況に追い込まれて

悩んだりしているときや

怒りに支配されているとき。

ああでもないこうでもないと考えているとき。

あるいは寝る間を惜しんで何かに取り組んでいるときとか。

大脳がふくらんで、文字通り

「あたまでっかち」

になっているような感じですね。

 

こんな状況が続くと、身体から発せられる反応が

分からなくなってしまいます。

身体の声が聴こえなくなっている状態ですね。

そうするとどうなるか。

脳幹辺縁系の生命を維持する能力が抑えられて

身体の機能が少しずつ低下していくのです。

 

最近身体の調子がすっきりしない、

疲れが取れにくくなったというときは、

大脳の働き過ぎで

脳幹辺縁系の機能が低下してしまっている可能性があります。

大脳が暴走すると、

寝ていても頭が休まっていない

なんてことも起こります。

 

そんなときは、

  • 自然に触れる時間を意識的につくる
  • とにかく身体を動かして肉体感覚をとりもどす

などの方法でエネルギー・バランスを整える必要があります。

このほかにもやり方はいろいろありますので、

次回はそのことを書いてみようと思います。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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