神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

神戸 ディライト訪問医療マッサージの日記です。

自分が考えた考えは自分が考えたと考えていた。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

先日からいくつかの本を読んでいて、

偶然にも同じようなことに触れている箇所があり、

いろいろ考えるヒントが得られました。

 

その書かれていた内容というのが、

 

「人が何か行動を起こすとき、普通は自分が決断したと認識しているが、

実際はそれよりも先に脳からの指令が出て、それを自身が決めたことだと

誤認識しているだけである」

 

というものでした。

 

分かりやすく言うと、

(以下、引用)

日々の暮らしの中で、立ち上がる、言葉を話す、腕を振り回すなど、脳はあらゆる行動について決断を下す。だが、決断を下した直後に脳は二つのことをする。

一つは、決断を意識化する部位に信号を送ること。もう一つは、足や口や腕に送る信号を遅らせることである。その結果、“あなた”は、「自分がたったいまこの決断を下した」という信号を意識し、自分がその信号と矛盾しない行動をとったことを確認し、すべてを動かしているのは“自分だ”と誤って思い込む。

(「超常現象の科学」リチャード・ワイズマン著 P162より)

 

ということです。(分かりますでしょうか?)

 

別の本には、

 

「人の思考は自分で考えているように思っているが、よく観察してみると、

どこからともなく浮かんできて、やがて次の思考に続いていく。

それは、まるで深い海の底から水の泡が水面に浮かんでくるかのようである。」

 

というような内容が書かれていました。

それぞれまったく異なるジャンルの本でしたが、

そこで書かれていた内容には

大いに共通する部分があるように感じました。

 

これらを読んで反芻したすえに、

 

「意識的な行動というものは、実は無意識のレベルに影響されている」

 

と私は解釈しました。

 

行動を変えようと思ったときに、

意識レベルにいくら働きかけても

なかなか変わりにくいというのが

多くの方に共通するところかと思います。

 

タバコを止めよう、

お酒を止めよう、

甘いものを控えよう、

毎日ブログを更新しよう(笑)、、、

意思の力で頑張っても、なかなか大変です。

 

そこで、

行動の源泉とも言える、

無意識レベルから変化を起こす

ような働きかけが必要だと思われます。

 

さあ、それにはどうすればいいだろう?

 

考えてみましたが、

とりあえず実際に身体を動かす

行動の積み重ねによって書き換えていく、

というのは効果があるかもしれない、と思いました。

アタマで考え方を変えるよりも、

体感覚によって変化していく、

という感じでしょうか。

成功した経験を繰り返す、とも言えるかと思います。

 

これは施術にも、健康維持にも活用できそうな気がしてきました、

さっそく応用してみたいと思います(*^_^*)

どうしても心配してしまうときは。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

台風がまたもやって来ましたね。

これを書いている現在(9月30日夕刻)、

風がきつくなってきました、

雨も降ってきています。

前回のことがありますので、

あらためて無事にやり過ごせるよう、

注意しつつ備えたいと思います。

 

さて、

施術の現場で多くの方に日々接していますが、

時として、利用者様の中に

 

「ものすごく心配性な方」

 

がいらっしゃいます。

中には脳やその他身体的な疾患に伴う症状として

そのような状態にある方もおられますが、

元々の性格といいますか、

生来、あるいは人生の過程において

そのような傾向にある方もおられるわけです。

 

人は誰しも人間関係で悩んだり、

これから起こる未来に対して不安を感じたり、

自身の病気を心配したりするものですが、

それが度を過ぎると、

身体を悪くしたり、心を病んでしまう方向へ

進んでしまうのです。

 

本来、物事やその経過について思いをめぐらし、

考える、起こり得ることを想像することは

備える、という意味でも大切なことだと思います。

たとえば、

台風やその他自然災害の発生を想定して、

被害を未然に防ぐ、もしくは最小限に食い止めることが

重要であることは、どなたも経験的に理解できることでしょう。

 

人生設計においても、

経済的なやりくり、仕事のキャリア形成、もしものための保険など、

未来をある程度予測して対策をたてるかと思います。

このときの予測は、

 

「最悪の事態を想定して備えよ」

 

ということがよく言われます。

ここで重要なことは、いったん備えを万全に整えたら、

「そのことを忘れる」

ということです。

 

いつまでも最悪の事態をイメージして持ち続けていると、

当然毎日が暗い気分になって楽しくありませんし、

精神的に健全とは言えません。

「イメージすることでその事自体を引き寄せてしまう」

なんて考えもあるぐらいですので、

やっぱりあまりよいことではないでしょう。

万全の対策を備えたという安心感を根拠に、

「楽観的に行動する」

これが、一番理に適っているんじゃないでしょうか。

 

話が少し逸れてしまいました、、、

 

とはいえ現実には、

複雑な人間関係だったり、身体の不調が相まって、

「どうしても心配性な方」

はおられます。

このような方には、いくら言葉で説明したり

理屈で納得してもらおうと思っても、

そう簡単にその姿勢が変わるものではありません。

それは自分のことを振り返ってもよくわかります(汗)

 

しかし、

過度の心配、不安、思いわずらいが

体に不調をきたしたり、

病気が改善する妨げになっているのであれば、

やはりそのままにしておくことはよくありません。

そこで、

どうしたらそのような事態を変えることが出来るか、

ということですが、

ひとつ施術の現場で提案している方法として次のやり方があります。

 

【あれこれ頭の中を駆けめぐる思考を、身体を意識する方向へ変える】

 

頭の中で次から次に現れる思考を

無理にストップさせようとしても無理なので、

身体の状態を感じることへ集中してみる、ということです。

たとえば、

 

心臓の拍動を感じてみる。

体のどこかが緊張していないか感じてみる。

呼吸の深さを感じてみる。

手先足先は冷たくないか。

皮膚の表面の感覚はどうか。

などなど。

 

このとき注意することとして、

あくまで感覚を感じることに集中するということです。

受け取った感覚について、いろいろ解釈を加えたり、

「これは〇〇が悪いんじゃないだろうか?」

などと考えだすと、また思考の泥沼にはまってしまいます。

あくまで感じるだけです。

実は感じるだけで、身体は良い方向へ変化し始めます。

これは不思議なのですが、身体の仕組みとしてそうなっているようです。

かの有名な言葉が思い出されます。

 

「Don’t think. FEEL!(考えるな!感じろ!)」

         (ブルース・リー燃えよドラゴン」より)

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

見知らぬ相手にすべてを見抜かれたと思わせる方法

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

今日は手短に、

最近読んでおもしろかった本をご紹介します。

こちらがその本 ↓

 

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

 

オカルトや怪奇現象ともいわれる超常現象を、

科学的、心理学的な視点から解明、説明しようという

試みで書かれた本です。

出版されてから6年以上経っていて少々古い本ですが、

内容は刺激的です。

こういう本、けっこう好きです(*^_^*)

 

私はどちらかというと

占いや予言、超能力の類いは

信じないほうで(というより、興味がない、、、)

まったく否定はしませんが、

治療関係やセラピストと言われる方々に

やたらこちら寄りの方がいらっしゃるので、

そのへんは気になってはいるのですが、、、

 

今まで実際に体験、見てきた範囲では正直、

 

「う~ん、それは違うだろう、、、」

 

というものばかりで、

 

「これは本物だ!すごい!」

 

というものにはお目にかかったことがありません。

 

なので、つい上記のような本を見つけると、

出来事の裏側を確認してみたくて

読んでしまいます。

 

さて、本の内容からおもしろかった点を

いくつかピックアップしてみますね。

 

ヒトの脳は「自分が見たいもの」しか認識できず、「意味のないもの」にも意味を見出してしまう。その錯覚を利用すれば、誰でも「百発百中の占い師」になれるのだ。

 

「見知らぬ相手に、すべてを見抜かれたと思わせる方法」

として、以下のテクニックが紹介されていたところ。

  1. 相手の気持ちをくすぐる
    ➱ 相手が聞きたいと思っていることから話す。
  2. どちらともとれる言葉を使う
    ➱ 人はある一つの性格面とその正反対の面を
    誰かに指摘されると、自分が納得できる言葉にだけ注目する。
  3. 表現はあいまいに
    ➱ 「自分は頭に浮かんだことがらやイメージの解釈に苦労することもあるので、その意味を解く手助けをしてほしい」とあらかじめ言う。
  4. 探りを入れる
    ➱ まずは話題の幅を広くとり、相手の反応を見ながら話を絞り込んでいく。
  5. 誰にでもあてはまりそうなことを口にする
    ➱ まずは、大勢の人にあてはまるようなことを告げる。
  6. “抜け道”を用意しておく
    ➱ 話を過去や未来のことにする。または話を抽象化する。

まあ、これなんかは以前から言われていたことなので

ご存知の方も多いかと思われますが、

それでも人は自分が見たいものを

勝手に自分で作り上げてしまうという、

人間心理を巧みについた

テクニックに感心すると同時に、

「この方法をうまくプラスの方向へ施術に応用できないか」

なんてことを思ったりしたのでした(*^_^*)

身体の声をキャッチできる人とは。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

前回は、

「身体の声を聴く」

ことがどういうことなのか、

少し具体的にご説明しました。

 

「身体からの【感覚】をしっかり受け取って認識する」

 

ということでしたね。

 

その身体の声を、

うまくキャッチできる人とそうでない人がいる、

ということを最後に述べました。

今日はそのことについて、

食生活を例にして考えてみようと思います。

その前に、

参考までに以前に書いた記事です ↓

(脳のはたらきの面から身体の声を解説しています)

思考が暴走を始めたとき - 神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

 

身体が生命を維持するために

栄養素、エネルギーを必要とする状態になったとき、

「お腹が空く」「何か食べたい」

というように、身体の内側から欲求が生まれます。

食欲と言われるものがそうですが、

本来はこの自然な欲求に従って、

食べたいと感じた物を食べていれば

健康は維持できるように生命のしくみが備わっています。

野生動物などは、このようにして生きています。

 

また、身体に合わないものを摂取すると、

すぐに、あるいは時間をおいて、

身体の様々な部位にアレルギー反応などの

症状が出てくることもあります。

これは、身体に必要なものか、そうでないものかを

見極める重要な身体の機能だと思います。

 

ひるがえって現代人の食はというと、

あらゆる食材が手に入り、

いつでも十分食べられるようになっただけでなく、

よりおいしく、味覚、嗅覚、視覚を刺激する

調理がなされるようになったおかげで、

「何を食べるか?」

の選択肢がとても多くなりました。

 

そのため、

かつて身体を維持することが目的だった食事が、

今や楽しみのひとつとなり、

「食べることそのもの」

が目的となるようになってきました。

そうすると、

「身体が求める食」ではなく、

過去の味覚の記憶にもとづいた

「アタマで選んだ食」

が優先されてしまうようになってきます。

 

ここが、身体の声をうまくキャッチできる人と

そうでない人の分かれ目になるのです。

前者の人は、身体の欲求優先によって

適切な食材を適切な量摂ることが出来るのに対し、

後者はアタマの欲求優先によって

間違った方向へ進んでしまう可能性を含んでいるのです。

 

また、不自然な食事、身体が望まない食生活を

しばらく続けていると、

感覚をつかさどる神経がそれに慣れてしまい、

始めは発していた警告

(「身体に合わないよー!」という声)を

次第に出さなくなる、あるいは認識できなくなります。

身体の声をキャッチできなくなるのです。

 

たしかに、現代における食事には

人と人とのコミュニケーション手段だったり、

さまざまな役割が含まれているので、

身体の欲求だけに従ってということは

現実的ではないかもしれません。

そこで、身体とアタマとで

うまくバランスをとって、

大きくくずれることのないように

70点主義をこころがけてみてはいかがでしょう?

(先日の記事 ↓

70点主義のススメ。 - 神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

)

具体的には、

  • 身体が満たされてきたと感じたら、
    たとえおかずが残っていても無理に食べない
  • 今日は何を食べようか、と考えるときに、
    その食材なり料理を頭の中でイメージして
    身体が元気になるように感じるものを選ぶ

などなど、

身体の欲求を聴く方法はいろいろ考えられると思います。

くれぐれもアタマで生まれる欲求に

支配されないようにいたしましょう。

 

聴こえていますか、あの声を。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

台風が過ぎ去ったあと少し涼しくなったので

このまま順調に秋めいていくのかと思ったら、

昨日、今日と日中は蒸し暑かったですね。

東京方面ではゲリラ豪雨がまたあったりと、

まだまだ落ち着かない空模様です。

 

さて、前回の続きです。

身体にいいもの、

健康になれる食事は何か。

実はそんなものはないのだということを書きました。

けれども、

何を食べればいいのか、

に対する判断基準、

みちしるべになるものはあるということです。

 

結論から申しますと、

それは

 

「身体の声を聴く」

 

という一言に尽きます。

言葉にすると極めてシンプルで

わかりきったようなことに思えますが、

実際どういうことなのか、

少しくわしくみていきます。

(以前に書いた記事もご参考までに。 ↓ )

「からだの声」の正体とは! - 神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

 

身体の声、とは要するに

 

【感覚】

 

のことです。

 

痛覚、温冷覚、圧覚などの触覚、

それに味覚、嗅覚、聴覚、嗅覚などの、

【感覚】です。

 

その感覚を、しっかり受け取って認識できているか、

ということがつまり

 

「身体の声を聴く」

 

ということなのです。

 

逆に、感覚を受け取っていても

それを【認識】していなければ、

 

「身体の声を聴いていない」

 

ということになるのです。

 

食べることで言うと、

空腹が満たされてもう肉体的には

必要としていないのに、

まだ食べ続ける、なんてことは

 

「身体の声を聴いていない」

 

ということの典型例ですね。

声を無視している状態です。

 

細かく食事の内容についてみていくと、

特定の食材、たとえば

肉、魚、野菜などなど、

それぞれを食べたときに

身体がどう感じるか。

おいしいと感じるか。

素直に身体が受けつけるか。

 

あるいは、食べたあとに

身体の調子がいいか。

それともなんとなくだるかったり、

眠くなったりしないか。

かゆみや鼻水などの

アレルギー症状が出ないか。

 

挙げだすといくらでもあるのですが、

このような身体の反応はすべて、

 

「身体の声」

 

といえるでしょう。

 

食材についてと書きましたが、

同じことが食材の組み合わせや

調理の仕方、

使う調味料の内容などにも

当てはまります。

 

これらすべて、

頭で考えた理屈や知識ではなく、

身体から発せられた情報です。

なので、

一人ひとり別々の身体を持っている私たちは、

そこから受け取る情報もみな異なっているのです。

これが、

 

「食生活に関して万人に当てはまる基準がない」

 

ということの理由です。

おのおの、自分自身の身体で感じ取るしかないのです。

 

ところで、この身体の声は

それをキャッチするのが上手な人と、

そうでない人がいるのも事実です。

そこらへんの事情については、

次回に書いてみようと思います。