神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

神戸 ディライト訪問医療マッサージの日記です。

どうしても心配してしまうときは。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

台風がまたもやって来ましたね。

これを書いている現在(9月30日夕刻)、

風がきつくなってきました、

雨も降ってきています。

前回のことがありますので、

あらためて無事にやり過ごせるよう、

注意しつつ備えたいと思います。

 

さて、

施術の現場で多くの方に日々接していますが、

時として、利用者様の中に

 

「ものすごく心配性な方」

 

がいらっしゃいます。

中には脳やその他身体的な疾患に伴う症状として

そのような状態にある方もおられますが、

元々の性格といいますか、

生来、あるいは人生の過程において

そのような傾向にある方もおられるわけです。

 

人は誰しも人間関係で悩んだり、

これから起こる未来に対して不安を感じたり、

自身の病気を心配したりするものですが、

それが度を過ぎると、

身体を悪くしたり、心を病んでしまう方向へ

進んでしまうのです。

 

本来、物事やその経過について思いをめぐらし、

考える、起こり得ることを想像することは

備える、という意味でも大切なことだと思います。

たとえば、

台風やその他自然災害の発生を想定して、

被害を未然に防ぐ、もしくは最小限に食い止めることが

重要であることは、どなたも経験的に理解できることでしょう。

 

人生設計においても、

経済的なやりくり、仕事のキャリア形成、もしものための保険など、

未来をある程度予測して対策をたてるかと思います。

このときの予測は、

 

「最悪の事態を想定して備えよ」

 

ということがよく言われます。

ここで重要なことは、いったん備えを万全に整えたら、

「そのことを忘れる」

ということです。

 

いつまでも最悪の事態をイメージして持ち続けていると、

当然毎日が暗い気分になって楽しくありませんし、

精神的に健全とは言えません。

「イメージすることでその事自体を引き寄せてしまう」

なんて考えもあるぐらいですので、

やっぱりあまりよいことではないでしょう。

万全の対策を備えたという安心感を根拠に、

「楽観的に行動する」

これが、一番理に適っているんじゃないでしょうか。

 

話が少し逸れてしまいました、、、

 

とはいえ現実には、

複雑な人間関係だったり、身体の不調が相まって、

「どうしても心配性な方」

はおられます。

このような方には、いくら言葉で説明したり

理屈で納得してもらおうと思っても、

そう簡単にその姿勢が変わるものではありません。

それは自分のことを振り返ってもよくわかります(汗)

 

しかし、

過度の心配、不安、思いわずらいが

体に不調をきたしたり、

病気が改善する妨げになっているのであれば、

やはりそのままにしておくことはよくありません。

そこで、

どうしたらそのような事態を変えることが出来るか、

ということですが、

ひとつ施術の現場で提案している方法として次のやり方があります。

 

【あれこれ頭の中を駆けめぐる思考を、身体を意識する方向へ変える】

 

頭の中で次から次に現れる思考を

無理にストップさせようとしても無理なので、

身体の状態を感じることへ集中してみる、ということです。

たとえば、

 

心臓の拍動を感じてみる。

体のどこかが緊張していないか感じてみる。

呼吸の深さを感じてみる。

手先足先は冷たくないか。

皮膚の表面の感覚はどうか。

などなど。

 

このとき注意することとして、

あくまで感覚を感じることに集中するということです。

受け取った感覚について、いろいろ解釈を加えたり、

「これは〇〇が悪いんじゃないだろうか?」

などと考えだすと、また思考の泥沼にはまってしまいます。

あくまで感じるだけです。

実は感じるだけで、身体は良い方向へ変化し始めます。

これは不思議なのですが、身体の仕組みとしてそうなっているようです。

かの有名な言葉が思い出されます。

 

「Don’t think. FEEL!(考えるな!感じろ!)」

         (ブルース・リー燃えよドラゴン」より)

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。