傷はぜったい消毒するな
こんにちは!
ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。
ひさしぶりの今日は本を紹介させていただきます。
こちら↓
傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)
- 作者: 夏井睦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/06/20
- メディア: 新書
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もうかれこれ5年以上前に出た本でご存知の方も多いかもしれませんが、
今でも時々メディアにも取り上げられており、
この方法論はかなり認知されたのではないかと思います。
内容を簡単にまとめると、
- 今まで常識とされていた傷口の消毒は不要である。
- 傷口の消毒は身体の治癒機構を邪魔して、かえって
傷の治りを遅くしている。 - 傷口を流水で洗い流して異物を取り除いたら、
あとはラップなどで傷を乾かさないようにしておく。 - そうすれば痛みもなく早く治る。
- かさぶたを作ると治りが遅くなる。
ざっと、このようなことがわかりやすく書かれています。
けっして机上の空論ではなく、実際の処置結果でも
良好な成績をあげています。
現在、医療機関でも「湿潤治療」といわれる
この処置法を取り入れているところが増えています。
これは、身体のしくみをじっくり観察した結果みちびき出された方法です。
今まで常識とされてきたことを止めることは
とても勇気がいることですが、
身体と真摯に向き合った結果わかった答えには
治療者としては従わざるを得ないでしょう。
日々利用者様の身体と向き合っている自分としても、
この姿勢はけっして忘れてはいけないと
あらためて思いました。
今日は短めに(笑)
日々からだに感謝。病気に感謝。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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