神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

神戸 ディライト訪問医療マッサージの日記です。

愛の反対は無関心

こんにちは。

訪問医療マッサージ ディライト 院長の徳地です。

 

大きな台風が近づいているようですね。

今後どういった進路をとるのか予断を許しませんが、

早めの対策と慎重な行動をこころがけたいものです。

 

さて、私たちが訪問させて頂くご利用者様の中には、

高齢でお身体が不自由でありながら

おひとりで生活されている方もいらっしゃいます。

最近の日本では高齢者の独り暮らしは

けっしてめずらしいものではないと思いますが、

私たちが施術させて頂く方は

お身体に病気やけがなどで後遺障害を持ってらっしゃる方、

足腰に痛みを抱えて自由に動けない方が多いです。

 

それでも、今は介護保険制度がありますから、

ヘルパーさんや訪問看護のサービスを利用することで、

そのような方でもなんとか自宅でもおひとりで

生活することができるようになっています。

国の方針としても、今後はできるだけ施設等に入居するのではなく、

自宅で介護をうけながら生活できる方向へ進もうとしています。

このような方々が今後も増えていくことが予想されます。

 

私が施術の現場でそのような方々と接していて、

やはり感じることが

「もしも何かあったときの不安」

「ひとりでいることの孤独感」

を誰しも抱えているということです。

 

少なくとも生活面では助けを借りつつ

やっていくことができてはいますが、

精神的な面では、不安や孤独を抱え続けており、

そこを支えていく仕組みがまだ出来上がってはいないと感じます。

 

私たちも、少しでも利用者様の心のささえになれるよう、

お話を親身になって聞いて不安を解消するように

働きかけてはいるのですが、

やはり地域を含めたもう少し大きな仕組みがあればと

つねづね感じます。

自宅でのひとり暮らしでは、社会への関わりが薄くなって

ますます孤立感を強めてしまいます。

 

このようなことを思うときに、

私はいつもマザー・テレサの残した言葉を思い出します。

 

この世で最大の不幸は、戦争や貧困などではありません。

人から見放され、

「自分は誰からも必要とされていない」

と感じることなのです。

 

まずは関心を持つ、存在を知ることが大切です。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。