神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

神戸 ディライト訪問医療マッサージの日記です。

聴こえていますか、あの声を。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

台風が過ぎ去ったあと少し涼しくなったので

このまま順調に秋めいていくのかと思ったら、

昨日、今日と日中は蒸し暑かったですね。

東京方面ではゲリラ豪雨がまたあったりと、

まだまだ落ち着かない空模様です。

 

さて、前回の続きです。

身体にいいもの、

健康になれる食事は何か。

実はそんなものはないのだということを書きました。

けれども、

何を食べればいいのか、

に対する判断基準、

みちしるべになるものはあるということです。

 

結論から申しますと、

それは

 

「身体の声を聴く」

 

という一言に尽きます。

言葉にすると極めてシンプルで

わかりきったようなことに思えますが、

実際どういうことなのか、

少しくわしくみていきます。

(以前に書いた記事もご参考までに。 ↓ )

「からだの声」の正体とは! - 神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

 

身体の声、とは要するに

 

【感覚】

 

のことです。

 

痛覚、温冷覚、圧覚などの触覚、

それに味覚、嗅覚、聴覚、嗅覚などの、

【感覚】です。

 

その感覚を、しっかり受け取って認識できているか、

ということがつまり

 

「身体の声を聴く」

 

ということなのです。

 

逆に、感覚を受け取っていても

それを【認識】していなければ、

 

「身体の声を聴いていない」

 

ということになるのです。

 

食べることで言うと、

空腹が満たされてもう肉体的には

必要としていないのに、

まだ食べ続ける、なんてことは

 

「身体の声を聴いていない」

 

ということの典型例ですね。

声を無視している状態です。

 

細かく食事の内容についてみていくと、

特定の食材、たとえば

肉、魚、野菜などなど、

それぞれを食べたときに

身体がどう感じるか。

おいしいと感じるか。

素直に身体が受けつけるか。

 

あるいは、食べたあとに

身体の調子がいいか。

それともなんとなくだるかったり、

眠くなったりしないか。

かゆみや鼻水などの

アレルギー症状が出ないか。

 

挙げだすといくらでもあるのですが、

このような身体の反応はすべて、

 

「身体の声」

 

といえるでしょう。

 

食材についてと書きましたが、

同じことが食材の組み合わせや

調理の仕方、

使う調味料の内容などにも

当てはまります。

 

これらすべて、

頭で考えた理屈や知識ではなく、

身体から発せられた情報です。

なので、

一人ひとり別々の身体を持っている私たちは、

そこから受け取る情報もみな異なっているのです。

これが、

 

「食生活に関して万人に当てはまる基準がない」

 

ということの理由です。

おのおの、自分自身の身体で感じ取るしかないのです。

 

ところで、この身体の声は

それをキャッチするのが上手な人と、

そうでない人がいるのも事実です。

そこらへんの事情については、

次回に書いてみようと思います。

何を食べたらいいのですか?

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

さて、先日から

食生活のことでいろいろ書いてみましたが、

ここで、よく聞かれる質問、

「何を食べたら身体にいいのですか?」

にお答えしておこうと思います。

 

結論から言いますと、

「何を食べたら身体にいいのかは

わからない」

です。

はい、以上です。終わり。

 

あまりにも素っ気ない返答で怒られてしまうかもしれません。

でも、本当にそうなのです。

これを食べていれば大丈夫!

というものはないのです。

 

身体に必要な栄養素は、

ある程度はっきりしています。

主なものをあげると、

(必須栄養素としては意見が分かれる

こともありますが、一般論として)

炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質、

ビタミン、ミネラルなどなど、、、

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それぞれさらに細かい分類がありますが、

ここでは割愛しておきます。

これらの栄養素を生命維持のため、

活動のために摂取するわけですが、

その量、種類、組み合わせについては、

「これだけ食べてください」

というような基準はないのです。

 

考えてみれば当然かもしれません。

人の身体はみなそれぞれかたちや

機能、活動量がちがって、

個体差がかなり大きいものです。

 

常に身体を動かしている人と、じっとしている人では

使うエネルギーの量が異なりますし、

大人と子供、身長の高い低い、体重の重い軽いなどでも

異なってきます。

もっと言うと、

糖質を消化することが得意な体質、

タンパク質の消化が得意な体質

などということもあるそうなので、

そうすると同じもの、量を食べても

身体に現れる現象はみな違っていると

いうことになりそうです。

 

そういうわけで、

一定の基準を決めることには無理があるのです。

そこにはどうしても過不足が生じてしまいます。

 

では、食べることに関して、考慮する余地はないのか?

というと、

 

そうとも言えません。

みちしるべになるものはあります。

それも、正しく扱うとかなり頼りになるものが。

それについて、次回に書いてみようと思います。

70点主義のススメ。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

数日前のブログで、

食生活に関して

 

「食べ過ぎに注意しましょう」

 

ということを書きました。

 

 何を食べるか、どう食べるか、

ということも大切だけれども、

そもそも

「身体が必要としている以上に食べること」

が、もっとも影響が大きいですよ、

ということでした。

 

人の心情として、

 

「身体にとっていいもの」

 

を摂ることには比較的意識が向きやすいのですが、

 

「身体にとってよろしくないこと」

 

をやめる、ストップする、ということからは、

どこかで目を背けたい、

避けて通りたい、

という意識がはたらきやすいようです。

 

そこには

深層心理的にいろいろ理由があるのでしょうが、

かといって、

身体のことを考えると

そのまま(食べ過ぎ)でいいことはありません。

 

ではこころの深いところを探って、

その問題を根本から変えていく、

無意識レベルに働きかける、

というアプローチも、

それはそれでいいかもしれません。

 

ですが、もっと簡単に、

あまり難しく考えずに、

 

「70点主義で実践していく」

 

ことをおススメします。

 

たとえば、

食べ過ぎを改善していこうと、

食事量を減らして腹八分目にしておく、

と決めたとします。

 

でも、

付き合いの外食で

ついつい食べ過ぎてしまった、

とか、

ストレス解消にやけ食いしてしまった、

とか、

 

どうしても決めたとおりにいかないことも

よくよくあることでしょう。

 

そのような時に、

 

「ああ、また食べ過ぎてしまった、

やっぱり自分にはこのやり方は無理だったんだ、、、」

 

とあきらめてしまうのではなく、

 

「ああ、つい食べ過ぎてしまった、しんどいなあ。

やっぱり身体は正直だ、もうこんなこと(食べ過ぎ)は

しばらくやめておこう」

 

という感じに、

 

身体で感じたことを次の一回に生かしていく、

そんな力まない姿勢で続けていけば

いいんじゃないでしょうか。

 

意思の力で自分をきっちりコントロールできる人は、

いったん決めたことを厳格に守る、

そんな姿勢でいいかもしれませんが、

 

私を含め、多くの方々は

そこまで自分を律して

きっちりと管理することに

限界を感じるのではないかと思うのです。

 

そこで、

 

けっして自分を責めない、

70点とれればOK!

というスタンスでやっていけば、

そこそこいい状態を

維持できるんじゃないでしょうか。

 

我慢もときには必要かもしれませんが、

長く続けていくためにも

まずはストレスを感じないこと!

を優先して、

ゆるく始めてみるといいでしょう。

 

その際は、身体の感覚をしっかりと丁寧に

感じ取ること、

身体で快と不快を感じ取ることを

意識してみましょう。

 

くれぐれも自分を責めないように!

治癒力はいつでも100%

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

日頃、施術をおこなううえで

肝に銘じていることがあります。

それは、

 

「身体を治すのは施術ではなく、

ご本人の持つ自然治癒力によるもの」

 

ということです。

 

人間を含めた生物には

生まれながらに自然治癒力という、

傷ついた身体を自分で治してしまう

能力を持っています。

 

おかげで、

日々大小様々なけがや病気になっても

よほどのことがない限り、最終的に回復します。

傷口はふさがり、鼻水はいつか止まります。

それは意識しないでもいつも働いている

身体のしくみです。

 

病院で手当や手術、あるいは薬をもらったりと

治療をうけたとしても、

自然治癒力が低下していると最後まで治りきりません。

人によっては傷口がなかなかふさがらなかったり、

いつまでも咳が止まらない、

といった症状を抱えることになります。

 

自然治癒力が十分働くかどうかは、

身体の置かれた環境に左右されます。

環境要因のひとつが、

前回お伝えした「食生活」ですね。

食生活の習慣が身体におよぼす影響は大きいです。

 

その他、生活習慣、たとえば

運動しているかどうかや、

身体の使い方、

それに精神状態(ストレスの大小など)、

呼吸が十分にできているか、

なども環境要因と言えますね。

 

よく、

自然治癒力が低下」

という表現を見かけることがありますが、

私個人の考えとしては、

 

自然治癒力はいつでも100%働いているけれども、

それを邪魔する要因のせいで足を引っ張られている状態」

 

ではないかと思っています。

 

身体はいつでも一生懸命がんばっている。

その邪魔をしなければいいだけ。

 

なので、施術をするということは、

その障害になっている要因を取り除く、

ということになります。

 

「身体を治すのは施術ではなく、

ご本人の持つ自然治癒力によるもの」

 

というのは、こういったことから

自然に導かれてくる実感なのです。

 

施術は全力でおこない、

日々学びを深めていますが、

「私が治してみせる!」という

傲慢に陥らないよう、

最後のところは自然の力におまかせする、

その方の持つ力を信じるという姿勢を忘れないように

したいと思います。

何を食べるかよりも、まずは食べる量を。

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

前回に引き続き、

日常生活での当たり前が病気や症状の原因になっている、

そんな例のいくつかをあげてみたいと思います。

今回は

 

「食生活」

 

に関して書いてみようと思います。

 

まず、日々の食事で問題になるのが、

 

「食べ過ぎ」

 

です。

 

何を食べるか、どう食べるか、

それももちろん大切なことだと思いますが、

やはり何をおいても

食べる量が多すぎる、

必要以上にエネルギーを摂ると、

身体に不具合が生じることが多くなります。

 

まず、口から入った食物を胃や腸で消化する際に、

身体はエネルギーをかなり使います。

もし、遅い時間に食事をして、

おなかいっぱいの状態で寝ると、

睡眠中も胃や腸は消化のために一生懸命

エネルギーを使って働きます。

 

本来、睡眠中は

その日の活動で生じた疲労を回復させたり、

傷ついたところを修復する仕事が

体の中では行われているのですが、

そこへ消化活動が加わると、

身体の修復に使われるエネルギーが十分に確保されず、

疲れを残したまま次の日の朝を迎えることになります。

 

朝目覚めたとき、すっきりと起きられない、

なんとなく胃のあたりがもたれる感じがする、

という方は要注意です。

このような状態を続けていると、

治りきらないまま新たな仕事を与えられた

内臓や筋肉が酷使されることで

やがて痛みや不快感を出すようになり、

病気と言われる状態へ近づいていくことになるのです。

 

痛みやしんどさといった症状は、

その身体の状態を早く知らせてくれる

警報器の役割をしてくれるのですが、

胃薬や痛み止めでごまかしているうちに

身体の本当の状態が自分でもわからなくなってしまい、

ますます状態の悪化につながるのです。

 

もし心当たりがあるのでしたら、

まずは昔から言われている

 

腹八分目

 

を心がけてみてはいかがでしょうか?

 

現代人はデスクワーク中心の仕事が増えて

身体を使う機会が昔に較べてずいぶん減ってきています。

ですので、身体が必要とするエネルギーは

それほど多くはないのですが、

今や食事が栄養摂取という目的を越えて、

楽しみやストレス解消の手段になっている現状があります。

 

いったん食べる量を減らして、

身体が求めているものは何か、

どれぐらいの量なのか、

頭ではなく、身体に聴いてみる

機会を作ってみてはどうでしょうか?

 

感覚を取り戻すのは簡単ではありませんが、

しばらく続けると、

身体の楽な状態がわかるようになり、

同時に今までどれだけ身体に無理を強いてきたのか、

感覚的に理解できるようになると思います。

何を食べるのか、はそれからでもいいかと思います。

 

さあ、まずは腹八分目で!