神戸 ディライト訪問医療マッサージ 昨日・今日・明日

神戸 ディライト訪問医療マッサージの日記です。

The whole man must move at once.

こんにちは!

ディライト訪問マッサージ 院長の徳地です。

 

先日、ある方の施術が終わり、

次の方のお宅へ向かう車の運転中、

ふと次の言葉が浮かんできました。

 

“The whole man must move at once.”

 

以前、そう、かなり昔のことだと思いますが、

何かの本に、やはり引用というかたちで書かれていた言葉です。

もう詳しい内容は忘れてしまいましたが、

意味としては、

 

「その人のすべて(全人格)が同時にことにあたらねばならない」

 

という感じだったように思います。

(ずいぶん昔のことなので、間違っているかもしれませんが、、、)

言葉の解釈は人や状況によってさまざまなものとなるかと思いますが、

おおよそ、大義は上に書いたようなものであったかと。

 

なぜこの言葉が急に、それも運転中の車内で浮かんだのか、

今思い返すに、

直前に施術していたところでの思うところ、

感じたことがそこにつながったのではないかと思います。

 

その時の私は、この言葉を

「身体の使い方」

という意味で

受けとりました。

 

どういうことかと言いますと、

施術のときもそうなのですが、

人の動きというものは、

身体をどのように使うか、

ということに始まり、

そこから

「力、動き」を外部のものに伝えていく過程を踏むのですが、

そのときに、たとえば手の指先一つを動かすにしても、

実はそれを支える腕、上体、腰、脚、足の指先すべてにかならず

動きをともなうことであり、

すべてが連動してはじめて、

美しい無駄のない、調和のとれた動きが

達成できるのだということです。

 

それが、たとえば

指先だけ、あるいは腕だけで動かしている、

などということになると、

一見同じような動きに見えるかもしれませんが、

その中身、効率、バランスは

まったく異なったものになるのだということです。

 

施術の際に、つい無理な身体の使い方をしてしまったり、

指先だけ、手先だけで気が抜けた触れ方をしていることへの

反省といいますか、

振り返ったときにこの言葉が思い出されたのです。

 

このようなことは頭では理解していたつもりですが、

つい、日々の生活、施術の現場で

心ここにあらず、になっていないか。

ややもすると散漫な意識で接していないか。

今、ここで全身全霊でことにあたっているか。

身体の扱いだけでなく、

人との関わり、

コミュニケーション、

勉強その他、

あらゆることに活きてくる言葉だと思いました。

このタイミングで現れたことに感謝したいと思いました。

 

しかし、調べてみたのですが、

どこに書かれた言葉なのか、だれの言葉なのか、

未だにわかりません、、、

ご存知の方がいらっしゃったら教えてくださいませ。